地震などの災害時への備えは数多くありますが、なかでも水の備蓄は最重要といってよいものです。高齢者や子供など脱水症状を起こしやすい方のためにも、必要と思われる量を普段から意識して備蓄しておきましょう。

地震対策に、水の備蓄の重要性

地震大国である日本では、離島を除くどの地域であっても地震への備えは常日頃から欠かすことができません。阪神大震災が起こった後しばらくは警戒が続きましたが、すこし時間がたってそれが薄れたころに東日本大震災が起こり数万人の命を落としました(津波による被害者が多かったことはありますが)。

大きな災害があったときだけではなく、普段からの備えと心がけが生存率を大きく左右することはこれらの災害が証明してくれています。地震対策としては建物の免震や防災設備の充実、海や発電所などが近い地域ではそれらの保全などさまざまなことが考えられますが、個人として行うべきことは何があるでしょうか。

家の中の家具の固定、割れやすいガラス窓への飛散防止シート貼り付け、避難経路の確認や消防施設の点検など数え上げればキリがありませんが、なかでも重要なのは備蓄です。東日本大震災のときも都内のスーパーからモノがなくなったように、日本は生産地と消費地が離れており非常に物流に頼った国と言えます。そのため災害時には道路や線路が寸断されれば物流はストップしますので、その再開までは数日間しのげるだけの物資が手元にあると安心です。衣料品やトイレットペーパーなども大切ですが、やはり水と食料が最重要なのは言うまでもありません。

高齢者や子供

とりわけ水は無くなるとすぐに生命の危機に陥りますし、高齢者や子供は体内に貯えておける水分量が少ないため脱水に対して弱い存在です。体力的にも災害時には厳しい状況におかれるため、高齢者や子供のために何をおいても水を備蓄する必要があります。

水の備蓄のポイントと量、ほかに備蓄すべきもの

地震などの災害に対する備えとして、最重要なのが「水」を溜めておくこととなります。

とはいえ何をどのくらい備蓄すればよいのか、また水だけでよいのかなどははっきりした基準がないだけに迷うところでしょう。場所も取りますし、都会の住宅事情では大量にため込むのも難しいため目的を絞って備蓄するのがおすすめです。まず、ほとんどの災害は最低ライフラインの復旧(水の配給や配食などがはじまるまで)が遅くとも一週間以内には始まっているため、地震などが起こった際に自分たちの備蓄で乗り切るのはせいぜい三日〜五日程度あれば良いことになります(地域差や、地震の規模などはありますが)。

人は一日四リットルの水を必要としますが、これはあくまで水分であってほかの食品でも補えるためミネラルウォーターなどが一人あたま二リットルあれば生命を維持できるのです。つまり三人家族であれば三人×二リットル×三日、十八リットルあれば安心であるため最低限これを保管しておきましょう。使用期限が五年間近くもつ水も販売されていますし、期限が近くなったらお料理などに使って買い替えれば無駄にもなりませんので通販などを利用して買っておくのがおすすめです。また、缶詰類は期限が長く衝撃にも強いため災害時には心強い味方となります。日本の缶詰やフリーズドライ食品は素晴らしく高い技術でおいしいものがあるため、緊急時には活力となってくれるでしょう。食品はなるべく軽く、かさばらないものを保管しておくのが賢明です。